和歌山市で岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件。逮捕された男が、去年の参議院選挙に立候補できなかったのは不当だとして、国に対して訴えを起こし、退けられていたことがわかりました。
容疑者の身柄が置かれている和歌山西署前です。木村容疑者が選挙制度に強い不満を持っていたことが新たにわかってきました。
今月15日、和歌山市内の漁港で岸田総理に向かって爆発物を投げたとして逮捕された木村隆二容疑者(24)。裁判記録によりますと、木村容疑者は去年7月の参院選で立候補できる30歳に達しておらず、また、供託金も用意できないため、立候補できませんでした。
木村容疑者は「選挙制度は合理的な理由なく差別で、憲法に違反している」などとして、国に損害賠償10万円を求めて、去年6月、神戸地裁に訴えを起こしていたことが新たにわかりました。
代理人の弁護士などをつけない本人訴訟で、神戸地裁は去年11月、訴えを退ける判決を言い渡しています。木村容疑者は大阪高裁に控訴していて、選挙制度に強い不満を持っているとみられます。
一方、警察の捜査で、現場で爆発した筒がおよそ40メートル飛んでいたことがわかりました。木村容疑者が投げた筒は爆発し、およそ200人の聴衆の上を通過し、倉庫にあたって跳ね返り、およそ40メートル離れたいけすの網に落ちた可能性があるということです。
警察の取り調べに対し、木村容疑者は黙秘を続けていて、警察は犯行動機などについて詳しく調べています。
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