今月1日、愛媛県東温市の国道で対向車と衝突する事故を起こし、男性に重傷を負わせたまま車を乗り捨てて逃走していた男が、ひき逃げなどの疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、新居浜市喜光地町の飲食店経営・石川智葵容疑者(42)です。

警察によりますと、石川容疑者は今月1日午前7時ごろ、乗用車を運転し東温市則之内の国道11号を走行中、センターラインをはみ出し軽乗用車と正面衝突する事故を起こしましたが、車を乗り捨て逃走した疑いが持たれています。

双方の車とも前の部分が大破し、軽乗用車を運転していた50歳の男性は腰の骨を折る重傷を負いました。

警察は、目撃者の証言や通りかかった車のドライブレコーダーの映像などから、石川容疑者を17日夜、ひき逃げなどの疑いで逮捕しました。

調べに対し、石川容疑者は事故を起こしたことについては認めた上で「同乗者がケガをしたので病院に連れて行っただけ」と供述し、容疑を一部否認しているということです。

石川容疑者は、事故の後、病院へ行き同乗者を受診させていたということで、警察は詳しい経緯などを捜査する方針です。