陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県で消息を絶った事故で、16日、隊員とみられる2人が救助され、死亡が確認されました。

沖縄県宮古島周辺で行方不明になったヘリコプターには、北熊本駐屯地に司令部がある第8師団の坂本雄一(さかもと ゆういち)師団長や、師団傘下の第8飛行隊の操縦士と整備士たちなどあわせて10人が搭乗していました。

事故から10日、自衛隊は海上自衛隊のダイバーが特殊な方法で深海まで潜る「飽和潜水」を実施し、機体の一部と隊員とみられる5人の姿を発見しました。

見つかった隊員5人のうち2人が救助されましたが、その後、死亡が確認されています。

現場周辺では残る3人の救助や、行方が分からなくなっている5人の隊員の捜索が続けられています。

そのような中、隊員2人の死亡が分かり、県内の自衛隊関係者からは落胆の声が聞かれました。

防衛大学校元教授 中垣秀夫さん「家族の人の気持ちを想うと泣くに泣けない、大変残念です」

取材に応じたのは元自衛官で防衛大学校の教授も務めた中垣秀夫(なかがき ひでお)さんです。

現在は自衛隊OBで作る熊本偕行会(かいこうかい)の会長も務めています。

中垣さんは坂本師団長とは3月30日の着任日に面会したといいます。

中垣さん「『どこから来ましたか?』と尋ねると『12旅団です』と。(現役の時に)相馬原(そうまがはら)駐屯地には200回くらい行ったし、懐かしいという話をした。非常に優秀だなと思った」

その上で、

中垣さん「あってはいけないのだけど人間は神様ではないから、事故は起こりうる。しかし起こりうるから許すのではなく、徹底的に原因を追求し同じような事故を繰り返さないことが重要」

中垣さんは一刻も早い救助を待ち望みます。