コウノトリは、産卵からどのように巣立っていくのでしょうか?

柏崎市などによりますと、すでに巣があり、交尾も確認されているので早ければ今月中にも産卵するとみられています。卵は4個前後を一日おきに産むそうです。

そのあとは親が卵を抱く『抱卵』に入ります。オスとメスが交代で温め続け、1か月ほどで孵化するそうです。

その後、親鳥がエサを与えヒナは1カ月ほどすると親鳥の2倍の1キロ近くも食べるそうです。孵化してから2か月余りで巣立ちとなります。

貴重な鳥ということでみなさん見たいのはヤマヤマだと思いますが、観察するときは150メートルくらい離れて、コウノトリや巣に近づかないよう注意してください。刺激すると、産卵やその後に影響するそうです。国の特別天然記念物ですからそっと見守ることが大切です。

ちなみに、電柱の上に巣が作られたことについて東北電力ネットワークでは、コウノトリのため高圧電線を遮断して臨時に仮の電線を設けたということです。