和歌山市で岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件で、警察は爆発物は手製とみて容疑者の自宅から押収したパソコンを解析するなどして詳しく調べることにしています。
木村容疑者の身柄は17日午前8時40分ごろに検察へと送られました。
威力業務妨害の疑いで逮捕・送検された兵庫県川西市の無職木村隆二容疑者(24)は、4月15日、和歌山市の漁港で岸田総理に向かって爆発物を投げ込み、演説を妨害した疑いが持たれています。
現場近くの防犯カメラの映像には総理の車列が通るすぐそばを、リュックを背負い歩く木村容疑者。車列に目をやりながら演説会場のある漁港方面に向かって、歩く姿が映っています。
木村容疑者は、逮捕後の取り調べに黙秘を続けていますが、捜査関係者によりますと、家族の話から木村容疑者は事件前日の夜まで自宅にいて、その後、演説会場に向かったとみられることが新たにわかりました。
川西市の自宅からは粉末や金属の管、工具類などが見つかっていて、警察は木村容疑者が爆発物を自作した可能性があるとみて、押収したパソコンを解析するなどし製造過程や犯行動機などを捜査する方針です。














