ウクライナでロシアによる攻撃が続く中、ロシア国防省は民間軍事会社「ワグネル」がウクライナ東部の要衝バフムトの一部を占領したと主張しました。

建物の壁は崩れ落ち、屋根は骨組みがむき出しになっています。16日にキリスト教東方正教会の復活祭を迎えたウクライナで、南部ザポリージャ州にロシア軍の砲撃があり、教会が破壊されました。

また、ウクライナの国営メディアによりますと、南部ミコライウ州でもミサイル攻撃があり、2人が死亡したということです。

こうした中、ウクライナの大統領府長官は、復活祭にあわせてロシア側との捕虜交換が行われ、130人の兵士らが帰還したと自身のテレグラムで明らかにしました。

一方、ウクライナ東部の要衝バフムトをめぐり、ロシア国防省は15日、民間軍事会社「ワグネル」が北部と南部にある2つの区域を占領したと発表しました。

また、イギリス国防省も、ロシアがバフムトにおいて攻勢を強めており、ウクライナが一部の地域で撤退を余儀なくされているとの分析を示しています。