16日、鳥取県内でとくに相撲が盛んな倉吉市で、恒例の「桜ずもう」が開かれ、小中学生らが力と技を競い合いました。

「桜ずもう」は、鳥取県倉吉市出身の第53代横綱・琴櫻(ことざくら)関の功績を讃えようと1979年に始まった大会で、入門1場所で十両にスピード出世した落合関もかつて、生まれ故郷でのこの「桜ずもう」で活躍しました。

45回目となる今年の大会には、鳥取県内の中学校・小学校から男女70人余りの選手が出場。佐渡ヶ嶽親方を迎え開催されました。

学年が一番小さい小学2年生男子の部の決勝は、鳥取市立湖山西小学校の谷上結音選手が、熱戦の末、優勝を飾りました。

谷上結音選手(湖山西小)「(きょうの点数は)90点です。あと10点は決勝で(まわしを)握られて(土俵下に)落ちそうになったから」

会場では、相撲部屋のちゃんこが無料で振舞われ、多くの市民が力のこもった取組に盛んに声援を送っていました。