16日の黄砂は濃度が低いが黄砂のピークは梅雨入り前まで

産婦人科医 宋美玄さん:
花粉と黄砂の影響で肌荒れの人がとても多いですね。

井上貴博キャスター:
花粉と黄砂がひどくて体調がちょっと・・・という仕事を頑張らない言い訳にも使えるかなと思ってしまいます。

宋美玄さん:
無理をしない時代になってきたのはいいことだと思います。

加藤キャスター:
井上さんがそこまで敏感だとは知りませんでした。その黄砂ですが16日も観測される予想です。14日午後6時からの予想を見てみますと、中国大陸から黄砂がだんだんと近づき、16日朝には九州に到達し、西日本で観測されるという予想です。気象予報士の森田さんによりますと「16日の黄砂はこれまでの濃度より低い」ということです。

黄砂のピークはいつなのでしょうか。1991年~2022年の全国の観測の日数平均値ですと、4月が全体の4割を占めています。国立環境研究所 主幹研究員の清水厚さんは「研究によると実は梅雨入り前まで黄砂は飛来しています」ということです。まだ気が抜けないかもしれません。

日比キャスター:
ここ2,3日、私は室内にいて黄砂の影響を受けることはありませんでした。井上さんのように「仕事を頑張らない言い訳にも使える」とおっしゃる方が増えるということでしょうか。

宋美玄さん:
そうですね。でも調子が悪い人やアレルギーになる人も増えるので、特にアレルギーの薬を我慢している妊婦さんが多いのですが、抗ヒスタミン剤は飲んでも大丈夫なので我慢せずに適切に服用してください。

井上キャスター:
服用して全く問題ないと考えていいですか?

宋美玄さん:
一般的な花粉症の薬などは服用できますが、心配であれば主治医にご確認ください。

井上キャスター:
昭和や平成の時代は黄砂は春の風物詩という、そんなに悪いイメージではありませんでしたが、やはり環境汚染が進むと人体に影響があるということですね。

宋美玄さん:
そうですね。汚れていますので眼鏡はおすすめですね。

井上キャスター:
ゴーグルも含めて。