東日本大震災からの復興を願い、奈良と東北の貴重な仏像が一堂に会する展覧会が15日から多賀城市で始まります。この展覧会が報道機関に事前公開されました。
この展覧会は、震災の13回忌となる今年、仏像の姿で癒しを感じてもらおうと、tbcなどでつくる「絆とうほく~復興への祈り」実行委員会が主催するものです。

展示されるのは、奈良の法隆寺や唐招提寺、東北各地の寺宝60件。このうち、国宝が12件、重要文化財は27件あります。
こちらは、国宝鑑真和上坐像。

鑑真の肖像彫刻で、閉じた眼にはまつ毛の線が細かく引かれ、白髪の交じった髭が点描されるなど、在りし日の鑑真を再現しています。
熊谷望那キャスター:
「こちらの像は、高さ3メートルはあるでしょうか?ここまで大きいものは国内ではなかなかないということです」

福島県の指定文化財 文殊菩薩騎獅像。獅子の背中の蓮華座に座る文殊菩薩です。

そして、こちらは頭部と両手・両足先を失った姿の「如来形立像」。ギリシャ美術で胴体だけの彫刻を意味するトルソーと重ねあわせ、「唐招提寺のトルソー」としても知られています。

震災からの復興や再生の象徴としての意味合いも感じられます。
訪れた人:
「素朴な像も沢山の人が祈ってきたものなんだと思うと、重厚で味わいがあるなあと思いました」
「震災からの復興だけでなくて、過去の人たちがこうやって祈りを捧げながら生きてきたんだってすごく感動しました」
監修 東北大学大学院文学研究科 長岡龍作教授:
「優れた仏教美術の裏側には、それを作り出した人々の祈り、思い、願いなどが深く横たわっておりますので、その奥にある心を感じてほしい」
「悠久の絆奈良・東北のみほとけ展」は15日から6月11日まで多賀城市の東北歴史博物館で開かれます。















