松野官房長官は、外国による偽情報などに対する情報収集や分析能力を強化するため、内閣の体制を整備することを明らかにしました。

松野官房長官
「偽情報の拡散は、普遍的価値に対する脅威であるのみならず、安全保障上も悪影響をもたらし得るものであります」

様々な偽情報を巡っては、外国の政府機関が自国に有利な国際世論を形成するために行っているとの指摘もあります。

松野官房長官は、偽情報への対処能力を強化するとして、▽外務省、防衛省などが外国からの偽情報を収集する一方、▽内閣情報調査室でも公開情報を収集、その上で、▽内閣情報官のもとで偽情報の収集・集約・分析を実施すると説明しました。

また、総理官邸の国際広報室が、国家安全保障局・外務省・防衛省などと連携して、偽情報に関する対外発信を行うとしています。