13日、第76回カンヌ国際映画祭のラインナップ発表会見が行なわれ、是枝裕和監督作品「怪物」がコンペティション部門に正式出品されることがわかりました。これは昨年の韓国映画「ベイビー・ブローカー」以来、2年連続となる是枝監督作品の選出となります。カンヌ国際映画祭は現地時間5月16日(火)より開催されます。
是枝監督はこれまでも、2004年「誰も知らない」では主演を務めた柳楽優弥さんが<最優秀男優賞>を受賞、2013年「そして父になる」では<審査員賞>を受賞、2018年「万引き家族」では最高賞である<パルム・ドール>を受賞し、昨年「ベイビー・ブローカー」ではエキュメニカル審査員賞と主演のソン・ガンホさんによる<最優秀男優賞>受賞という二冠獲得を遂げていて、今回も受賞への期待が膨らみます。
【是枝裕和監督 コメント】
是枝は韓国映画ではありますが昨年も参加していて流石に2年続けてはハードルが高いですよとスタッフには話していました。にもかかわらず、公開日が映画祭直後に決定してしまったので少々焦りました。ですから、コンペに決まったと連絡を頂いた時には嬉しいというよりはホッとしたという気持ちのほうが強かったです。映画はスタッフとキャストの一期一会の短い出会いと別れの間に生命を授かります。その産声を初めて観客の皆さんに聴いていただく場所としてカンヌ映画祭は、やはり、最高の舞台だと思っています。またあの場所に連れて行ってくれる『怪物』と、その関係者の皆様に心から感謝します。今回は残念ながら参加が叶わないスタッフ、キャストの皆さんの思いも、出来るだけ沢山胸に抱いてあの特別な場所を一緒に歩きたいと思います。
【担当:芸能情報ステーション】














