松本市で日本酒を「特別な蔵」で貯蔵する「蔵入れ式」が行われました。

松本市の安曇・稲核(いねこき)地区で行われた日本酒の「蔵入れ」。


バケツリレーさながら運び込んでいる場所は、山肌の岩の間から噴き出す冷気を利用した「風穴(ふうけつ)」です。

松本市内の3つの酒蔵では、新酒を風穴で熟成させ「風穴貯蔵酒」としてブランド化していて、13日は純米酒と純米吟醸酒およそ4400本が運び込まれました。

きょうの室外の気温は14度ほどでしたが、蔵の中は3度。
夏でも8度以下に保たれているということで、風穴で熟成させることで「かど」が取れ味わい深い日本酒に仕上がるということです。


■亀田屋酒造店 鳴澤英春(なるさわ・ひではる)営業統括マネージャー「新酒のころは硬い味わいだが、貯蔵することで口当たりがまろやかで優しい酒に変わっていく。皆さんに喜んでいただける風穴ブランドができあがればいいなと」

作業を始めてからおよそ40分。蔵の中に380ケースの日本酒がきれいに収まりました。

きょう入れた日本酒は5か月間寝かしたあと、9月中旬に蔵出ししてそれぞれの蔵元から県内外に出荷されます。














