愛媛県松山市で、高齢男性が携帯電話に届いたメッセージを信用し、何度も電子マネーを購入した上でその番号を送信し、計98万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生しました。

愛媛県警によりますと、3月下旬、松山市内に住む70代の男性が、携帯電話でSNSを利用中、「9億円当選しました」と画面に表示され、その後、表示されたページに氏名や電話番号などを入力したということです。

さらに届いた「当選金を受け取るため電子マネーを購入し、その番号を送信してほしい」旨のメッセージを信用した男性は、4月5日から11日にかけ計20回、98万円分の電子マネーを購入し、その番号を送信しました。

12日、男性が警察に相談したことから今回の特殊詐欺事件が発覚。

警察は「“高額当選金が受け取れる”といったメッセージは詐欺」と、警鐘を鳴らした上で、「“電子マネー番号を教えて”“電子マネー番号を入力して”と言われたら、まずは詐欺を疑って、警察や家族に相談を」と注意を呼びかけています。