G7長崎保健大臣会合の開催まで13日であと1か月となりました。
各国の要人が集まる会合を前に海上の警備を強化しようと、海上保安庁は13日、長崎海上保安部に現地対策本部を設置しました。

海上保安庁は、G7保健大臣会合の長崎市での開催が決まった去年10月に準備本部を設置し、警察とも連携して海上テロに対する訓練などを行っています。

保健大臣会合の開催まで1か月となった13日、海上保安庁は、新たに長崎海上保安部に『現地対策本部』を開設。

会場の出島メッセ長崎が海のそばにあることから、海からの銃器や爆発物を使ったテロ行為を想定し、厳重な警戒・警備体制を敷くことにしています。

第七管区海上保安本部 宮本 伸二 本部長:
「昨年、安倍元総理が銃弾に倒れましたが、あのような形で全く予期せぬ凶行が行われるということもありますので、隙のない警備をしっかりとやっていきたいと考えております」

海上保安庁では今後、保健大臣会合が終わるまで、長崎港に海上保安官を増員配置するほか、船による港内パトロールを強化するということです。