新潟県は13日、新潟県内で今年初めての『ツツガムシ病』の届け出が柏崎市であったと発表しました。発症したのは70代以上の男性です。新潟県によりますと、22年には全国で493件、新潟県では4件の届け出があったということです。

ツツガムシ病とは、リケッチアという細菌を保有した“つつが虫”の幼虫に刺されることによって感染する病気で、北海道や沖縄を除く全国でみられます。
ダニの活動が盛んになる春から初夏、秋から初冬にピークがあります。

ツツガムシ病にかかると、5から14日の潜伏期の後に、全身の倦怠感や食欲不振とともに頭痛・悪寒・発熱などの症状が現れるほか、体幹部を中心に発しんが現れ、リンパ節の腫れを伴うこともあります。

なお、ツツガムシ病が人から人へうつることはありませんが、治療が遅れると重症化する場合があるので、早期発見や早期治療が重要になります。

屋外にいる時に“つつが虫”に刺されることが多いので、農作業や山菜採り、庭仕事などで山林や草地などに入るときは、長袖・長ズボン・長靴などで肌をできるだけ覆うほか、衣類を草むらに置いたり、草むらで休息や用便をしたりしないようにしてほしいと、新潟県では呼び掛けています。

また山野では、防虫スプレーや作業後の入浴も有効です。
ダニを体につかないようにし、万が一、ダニに刺されている場合には早目に除去することで、吸血による病原体の体内注入を防げる場合もあります。
ただ、自分でダニの体をつまんで引き抜こうとすると、病原体を自分の体内に注入してしまったり、ダニの頭部が皮膚に残ってしまったりする恐れもあるため、新潟県では皮膚科での除去を勧めています。