■MLB(日本時間13日)

前日“二刀流”での出場で今季2勝目を挙げた、エンゼルスの大谷翔平(28)が休養のためナショナルズ戦を欠場した。レッドソックスの吉田正尚(29)は「4番・レフト」でレイズ戦に出場予定だったが、右ハムストリングの張りで急遽スタメンを外れ、欠場。左脇腹の張りで調整を続ける鈴木誠也(28)はマイナーの試合に出場しソロ本塁打を放った。

休養のため、大谷が今季12試合目にして初めて先発メンバーを外れた。前日は今季初の本拠地のマウンドで、7回無失点と2勝目をマーク。ネビン監督が「シーズン序盤にしては仕事量が多いですから、明日は休養を与える」と話していた。

この日の試合前取材で「必要であれば試合終盤で代打で出る用意はできている」としていたネビン監督だが、去年9月4日のアストロズ戦以来の完全休養となった。チームは、L.オホッピー(23)のタイムリーなどで勝利し、2連勝となった。

大谷はここまで3試合に登板し、防御率0.47。3試合に先発している投手の中で、目下メジャー1位。昨季から10試合連続で2失点以下の投球を続けていて、ノーラン・ライアン(9試合)を超え、球団記録を樹立している。打者としても、12日に左前安打を放ち、連続試合出塁を34に伸ばした。次回の先発登板は日本時間の18日、レッドソックス戦を予定している。

レッドソックスの吉田正尚(29)は右太もも裏の張りでレイズ戦の先発を急遽外れた。試合後取材に応じた吉田は「ちょっと違和感があった」と、前日の試合(レイズ戦)の6回の第3打席目、二ゴロ併打打の際に痛めたことを明かした。

「終わってから少し張りを感じ、今日の朝も同じような感じだったので。やはりここでやって大きくなるのは一番怖いかなと思って、相談している中で決めました」。コーラ監督は吉田の復帰について「金曜日以降(日本時間15日のエンゼルス戦)になるのではないか」と話した。

左脇腹の張りでWBCを辞退し、負傷者リスト入りしている鈴木誠也(28)は、13日に傘下のマイナー3Aアイオワでオマハ戦に出場し、ソロ本塁打を放った。15日にもメジャーに合流する見込みとなっている。