新潟県佐渡市の60代女性が、今月8日から12日にかけて約645万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

警察によりますと、佐渡市役所の職員を名乗る男から佐渡市で1人暮らしをしている60代女性の自宅の固定電話に「国民健康保険の還付金があります。12月に通知を送っているが、もう少しで期限が切れるので手続きをして下さい」などと話す内容の電話が8日に掛かってきたということです。

女性は佐渡市内の金融機関のATMに行き、職員を名乗る男から“手続き方法”の指示を携帯電話で教わりながら操作をしたにもかかわらず、男からは「入力した番号が操作の間違いで確認されない」「受付ができなかった」「もう一度ATMを操作して」などと言う連絡があり、女性はその後9日・10日・11日・12日に金融機関へ行ったと話しているということです。

8回にわたって個人名義の口座番号に合計約645万円が振り込まれていることを不審に感じた金融機関が「おかしい」と女性に伝えた上で12日に警察に連絡しました。

女性は当初のうちは、8回も操作したのに市役所から還付金が振り込まれてこないのは自分の操作ミスのせいだと思っていたそうですが、金融機関や警察の話をうけ改めて確認したところ、逆に自身の口座から約645万円がなくなってたことから「だまされたかも」と気付いたということです。

警察では「特殊詐欺の手口は巧妙になり、騙されていることに気付かれないように言葉巧みに話をしてくるが『電話を掛けながらATMを操作させてお金を戻すことを勧める企業や役所は絶対にない』のて、電話を掛けながらATMの操作をしている人を見かけたら、本人や金融機関の窓口などにためらわずに声をかけてほしい」と話しています。