将棋の叡王戦第1局で岡山市在住の菅井竜也八段が、きのう(11日)藤井聡太叡王に挑戦しました。惜しくも敗れた菅井八段ですが、次局に向け「精一杯頑張りたい」と決意を述べました。

きのう(11日)、挑戦者の菅井八段は、対局室に30分前には入り精神を集中して藤井叡王を待ちました。

戦型は、藤井叡王が初手2六歩で「居飛車」、

後手の菅井八段は4手目に飛車を3筋に振り、対局前の予想どおり「居飛車」対「振り飛車」となりました。

序盤は、お互いに「玉」を囲いあう、じっくりとした持久戦となりましたが、中盤で差が付き、147手で先手の藤井叡王が勝利しました。

(菅井竜也八段)「『3八飛車』と寄られる手が見えていなかった」

菅井八段は、「中盤戦で正確性がなかった」と、一局を振り返りました。

(菅井竜也八段)
「気持ちも入りますし、自分としても真剣に勝負できているので、いい経験になっています」
「次局に向けて、精いっぱい頑張りたいと思います」

菅井流の「振り飛車」で、現役最強の棋士藤井聡太叡王に挑む叡王戦第2局は、4月23日に名古屋市で開催されます。