マスクを着用するかどうかが、個人の判断になってから1か月。
新年度を迎えた学校生活に変化はあるのか、長野市の中学校を訪ねました。


長野市立犀陵(さいりょう)中学校。
2年生の理科の授業を見てみると…

クラス全員がマスクを着けて授業に臨んでいました。

この学校では、今年度から国の方針に従って授業中などのマスクの着用を個人の判断に委ねていますが、生徒たちにとって外すことはハードルが高いようです。


■男子生徒「外しにくいです。慣れ始めているのでこのままずっと続けていきたい」


■女子生徒「みんながしているから外しにくい。(みんなが外したら?)外す」


■山森俊浩(やまもり・としひろ)校長「マスクが顔の一部化している。個人の判断で外していいよって言うけれど、実際には外す勇気が、取れない子どもたちが思った以上にたくさんいるんだな、ということを実感しています」

現在、この学校では、教室のドアと窓を開け、各教室の出入口には消毒液を設置しています。

校舎内での基本的な感染対策を継続することで、子どもたちも安心してマスクを外せるようになっていくのではと考えています。