石川県の馳浩知事が、自身や県職員の映像が石川テレビ放送制作のドキュメンタリー映画『裸のムラ』で無断使用されたとして、肖像権の侵害を主張している問題。

馳知事は、定例会見を開くには石川テレビ社長の出席が条件だとして、3月以降、知事の定例会見が開かれない異例の状態が続いています。一方、石川テレビは社長の出席予定はないとしていて、石川テレビの記者が映画公開前に県職員と話して理解を得ていたと主張するなど、議論は平行線をたどっています。

隣県で起きた表現の自由をめぐるこの問題について、富山県の新田知事がきょうの定例会見で記者から質問されました。

記者(共同通信):「発表項目以外で隣県のことで恐縮なんですけど。石川県の馳浩知事が、地元テレビ局が作成したドキュメンタリー映画の肖像権の取り扱いを理由に3月の定例会見の開催を見送ったと報じられております。制作したテレビ局の社長の出席を条件とされているそうなんですが、こうした一連の馳知事の対応について、隣県であり同じ知事というお立場でどのように思われますでしょうか?」

新田知事:「その件は、報道されている範囲内では承知をしておりますが、詳しくそれを研究したりということは、そういう時間もなかなかないので、コメントできる立場にはないですね」

記者:「定例会見っていうのはそもそも自治体が情報発信とか報道を通じて県民の知る権利に答えるっていうことが主な目的だと思うんですけども、こういう風に条件を設けて、社長の出席がかなわなければ会見を開きませんというような条件をつけるような対応、こういう対応を適切だと思われますか?」

新田知事:「それもどういうきっかけで、あのような事態になっているかも承知をしていないので、ただ、同じ知事として馳さんがそこまでおっしゃるのなら、馳さんのお考えがあるんだろうと思います。この件について、本当、他の観光だなんだってことはしょっちゅう連絡をとっていますが、あるいはG7のこと。この件についてはお互い話したことはありませんので、これ以上答えようがないというのが正直なところですね」