侍ジャパンの優勝を腰から支えた“魔法のベルト” 開発したのは名古屋の小さなメーカー

数々のドラマと劇的な優勝で世界を沸かせた野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。

「ペッパーミル」や、岐阜県養老町で作られている村上宗隆選手のバットなど、試合以外にも大会にまつわる様々なものが話題になりました。

私たちが注目したのは、大事な場面で値千金の一打を放った村上宗隆選手の“ベルト”です。

実は「侍ジャパン」のメンバー30人のうち、メジャー組などを除く25人の選手が同じ物を使っていました。

このベルトを製造しているのは、名古屋市南区の「コア・テクノロジー」という会社。4階建てのビルの小さな一室で、全ての工程を行っています。

ベルトの名前は「コアエナジー」。

値段は1万1000円と安くはありませんが、WBCの終了以降、注文が殺到。

現在、1万本のバックオーダーを抱えています。

(コア・テクノロジー 横井隆直社長)「村上選手は入団1年目の時からベルトを使ってくれていて、2023年からは我が社のアドバイザリー選手になって、シーズン中も使っていただいています」

実は、このベルト、プロ野球選手の7割が使っています。