福島県教育委員会は3月、県内の子どもの読書量に関する調査結果を発表しました。去年11月から12月にかけて行われた調査によりますと、1か月間に読んだ本の平均の冊数は、小学生が12.2冊、中学生が3.0冊、高校生が1.5冊でした。

前の年と比べるとほぼ横ばいですが、中学生は2004年の調査開始以来、最も多くなりました。

一方で、本を『全く』読まないという子どもが増えています。1か月間に一度も本を読まなかった子どもの割合は、小学生が1.6%、中学生が14.1%、高校生は43.9%と、いずれも前の年から増加しています。

「本を読まない理由」として多くあげられたのは「勉強、塾、宿題で忙しい」「スマートフォンの方が楽しい」というものでした。

こうした中、福島県矢祭町では、子どもたちが本と触れ合う機会を増やそうと県内でも珍しいユニークな取り組みを進めています。