きのう、全国で4年の1度の大型選挙「統一地方選」の前半戦・投開票が行われました。9つの道府県知事選や全国の多くの地方議会で新議員が誕生しました。

民主主義の学校とも呼ばれる地方自治。まずは岡山県議会議員選挙の結果からです。前回の8人から12人に増えるなど女性議員の躍進が目立ちました。

岡山県議会議員選挙では、無投票となった10の選挙区を除く9つの選挙区で38の議席を48人が争いました。


岡山市北区・加賀郡選挙区は定数8に対し9人が立候補しました。元職の森脇さんが返り咲きを果たしています。

岡山市中区は小倉さんがトップで6回目の当選を果たしました。



定数14の倉敷市・都窪郡は須増さんがトップ当選です。千田さんは11回目、小田さんは8回目の当選です。公明党は3人を擁立し全員が当選しています。

(井出妙子氏(56)公・新)「新人であるがゆえに大変厳しい選挙戦でございました。女性の視点、生活者の視点でしっかりと取り組んで参りたいと思います」

津山市・苫田郡・勝田郡選挙区では新人の小原さんがトップ当選です。

(小原なおみ氏(46)無・新)「持ち前のガッツと笑顔で頑張っていきたいと思います」

玉野市では県議会議長の加藤さんが僅かな票差で議席を守りました。

新人3人の三つ巴となった笠岡市では天野さんと坂本さんが当選しました。

(天野英雄氏(43)自・新)「時代をつなぎ我々の世代でも未来そして新しい時代を作って参ります」

前回と同じ2人が立候補した高梁市は久徳さんが現職を破り、返り咲きです。

備前市・和気郡選挙区では新人の正木さんが自民党の現職を破り当選を果たしました。

(正木美恵氏(60)無・新)「みなさんの心を頂戴するのが選挙で、その心に応えていくのが政治というふうに言っていたので、それを実践していきたいと思います」

定数1の赤磐市は小倉さんが議席を守りました。

投票率は39.73%で、前回を2.5ポイントあまり下回り過去最低を更新しました。

(スタジオ)岡山県議選では4人の女性議員が初当選しました。岡山の新たな女性議員は合わせて12人。今回の統一地方選挙では、全国で過去最多となる316人の女性議員が誕生しました。地方では議員のなり手不足が長年指摘されてきたなかで、議会に新しい風が吹きそうです。
一方、香川県では9つの選挙区で投票が行われ33人の新しい議員が決まりました。キーワードは岡山と同じく2人から9人へと議席を伸ばした女性と、初の議席を確保した「維新」です。


国民民主党・玉木代表のおひざ元、さぬき市では三木由美子さんが初当選です。


定数15の高松市です。高松市議会から鞍替えの植田さん・田井さんが初当選です。高松市選挙区、山本さんと金藤さんの国民2人が議席を確保、自民・岡野さんは3選を果たしました。

(金藤友香理氏(51)国・新)「街宣中も泣かなかったのにやっぱり嬉しいやった」


高松市選挙区で当選した顔ぶれです。

丸亀市選挙区は自民党が3議席、立憲民主党が1議席で変わらずです。

善通寺市選挙区では自民党新人の山根さんがトップ当選です。

(山根千佳氏(45)自・新)「これからも変わらず千佳ちゃんと呼んでもらって身近な県議でありたいと思います」

観音寺市選挙区、初当選の友枝さん・五味さんはともに市議会からの鞍替えです。

小豆郡では無所属新人の小泉さんが自民党のベテランを破りました。

綾歌郡は無所属の松岡さんが再選されました。

仲多度郡第二は自民党の新田さんが5回目の当選です。

坂出市選挙区、日本維新の会の宮岡さんが初当選、維新の会としても県議会に初めての議席を獲得しました。

(宮岡陽子氏(42)維・新)「公約の中に若手・女性の議員を増やしていきたいと書かせてもらってるんですけど、どんどんやる気のある方をスカウトしていきたい」

香川県全体の投票率は40・18%で、激戦の選挙区が多く前回を上回りました。