経営再建中の「ジャパンディスプレイ」は有機ELディスプレイの分野で、中国の「HKC」と業務提携すると発表しました。
現在、スマートウォッチなどに使われる有機ELは液晶と比べて長時間使用すると、明るさが出にくくなるなどの問題がありました。
ジャパンディスプレイが開発した「eLEAP」という独自の有機ELの量産技術では、ディスプレイの明るさを2倍にすることが可能で、寿命も3倍以上のばすことができるということです。
スコット・キャロン会長CEO
「本日は単なる業務提携ではございません。それはかなり超えている意義のある戦略提携です」
ジャパンディスプレイはきょう、ディスプレイ大手の中国の「HKC」と戦略提携の覚書を締結したと発表しました。
具体的には、ジャパンディスプレイがeLEAPの技術などをHKCに供与し、HKCが全額を投資して工場を建設します。2025年中の量産開始を目指すということで、6月をめどに最終合意の締結に向け協議を進めるということです。
会見で中国メーカーとの協業に「経済安全保障上の問題はないのか」と問われたジャパンディスプレイのキャロン会長CEOは、「民生品で問題ない」との見方を示したうえで、HKCとの資本提携の可能性についても「あり得る」としています。
ジャパンディスプレイは2022年3月期まで8期連続の最終赤字となっていて、設備投資の余力がないことから、他社との協業によるライセンスビジネスも強化し、経営の立て直しを図りたい考えです。
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