任期満了に伴う神奈川県知事選挙が9日、投開票され、現職の黒岩祐治氏が、4回目の当選を確実にしました。

黒岩祐治氏
「本来は0からのスタートですが、今回はマイナスからのスタートだと受け止めていますので、これまで以上に真摯な形で向き合って、県民の皆様のご不快な懸念に対してもお応えできるように、全力を尽くして参りたいと思っております」

神奈川県知事選挙は9日に投開票され、無所属で自民党、公明党、国民民主党が推薦する現職の黒岩祐治氏が、4回目の当選を確実にしました。

黒岩氏は選挙戦で、新型コロナ対策や行政サービスへのデジタル活用など、3期12年の実績を訴えてきました。

ただ、黒岩氏が2000年ごろから初めて知事に就任した後の2011年秋ごろまで、女性と不適切な交際をしていたと選挙戦終盤に週刊誌が報じ、黒岩氏は交際を認め、謝罪していました。

当選確実となった後、黒岩氏は支援者らに対し「『裏切られた』と思った県民も多いと思う。神奈川のプライドを傷つけてしまった」と改めて謝罪したうえで、4期目について「防災やヘルスケアの分野などで行政のデジタル化を進めていきたい」と決意を述べました。