香川県議会議員選挙で、きょう(9日)投票用紙の交付ミスが相次いでいます。綾川町に続いて、観音寺市では本来投票できない投票所で有権者1人を投票させたということです。
香川県選挙管理委員会によりますと、観音寺市選挙区の観音寺市第31投票区投票所で、午前9時40分ごろ、本来は投票できない別の投票区に名簿登録されている40代女性に、誤って投票用紙を交付し投票させてしまったということです。
入場券を確認するときに、バーコードを読み取ると、画面に「投票できない」という内容の注意喚起が出ますが、受付の職員がこれを見落とし、交付係に通したのが原因です。数分後に入場券と名簿を確認して、別の投票所の有権者を受け付けていたことが発覚しました。この女性の投票は有効になるということです。
香川県議選では、きょう綾川町で、期日前で投票済みの有権者1人が、きょう投票所を訪れた際、誤って投票用紙を交付し2度目の投票をさせるミスがあったばかりです。綾川町の原因も観音寺市と同様に、受付で入場券のバーコード読み取り時に「投票できない」という内容の注意喚起を見落としていたことです。
香川県選挙管理委員会によりますと、受付で入場券を確認するときに、紙の名簿を使うのとバーコードを使うのは、自治体ごとに異なっていますが、今回の投票用紙交付ミスはいずれもバーコードを使う方法での人的確認ミスで起きています。