外国人観光客の受け入れ再開をめぐっては、6月をめどに調整が進められています。「時が来た」人気観光地、東京・浅草では準備を始める人たちもいます。街の反応と合わせてお伝えします。

■外国人観光客受け入れ再開へ 観光地では準備進む

東京・浅草で20年以上、人力車を続ける「時代屋」。行われていたのは英会話のレッスンです。

時代屋 碓井雅大主任:
率直に申し上げて、待ちに待った時が来たかと。

「時が来た」と期待する声。そのワケは…

松野博一官房長官:
水際対策につきましては、感染拡大の防止と社会経済活動のバランスを取りながら、段階的な緩和を進めているところです。

政府は6月をめどに、外国人観光客の受け入れを再開する方向で調整。行動が管理できる団体旅行から受け入れを目指す方針としています。

そのため、時代屋では外国人観光客に対応できるよう、レッスンを行っていたのです。名所、雷門の案内では…
英語を学ぶ新人ガイド:
The current gate was rebuilt about 60 years ago.

時代屋 碓井雅大主任:
ちょっとバラバラになりましたね。気持ちを一つにしてやっていきましょうか。

ちょっとたどたどしい様子。それもそのはず。最近入った新人さんは、英語でのガイド経験がまだありません。

新人ガイド(26):
外国人の方を乗せられるようになるって思うと、わくわくしましたね。

このゴールデンウィークは日本人客で賑わったといいますが、それでもコロナ前と比べれば、売上は半分程度。外国人観光客の受け入れ再開に期待を寄せています。

時代屋 碓井雅大主任:
しばらく英語を喋っていなかったので、どうお客さんに伝えていくのか、お客さんにも優しいのかというところを準備しておく必要があるなと思っています。
日本に来る外国人観光客は、2019年には過去最多の約3200万人に。しかし、コロナの影響もあり、2021年はわずか25万人と大きく減少。観光業界にとって大きな打撃となっています。

■水際対策緩和の是非 街の声は

2019年にオープンした旅館「茶室スイート殿 -den-」(2名1室 2万846円~ ※朝食付き)。

部屋は茶室をイメージするなど和の作りに。また、露天風呂など日本を感じられることから、コロナ前は宿泊客の95%が外国人観光客だったといいます。
今は国内の利用者がほとんどですが、外国人向けのパンフレットなど、おもてなしができるよう準備を進めています。

茶室ryokan asakusa 石川裕芳代表:
日本の文化を海外にご紹介したいという気持ちで旅館をつくっておりますので、喜んでいただけると非常に有難いと思います。

期待の声が聞かれる一方、世界と比べて「最も厳しい」といわれた日本の水際対策の緩和に、街の人からは様々な意見が。

街の人:
よろしいんじゃないですか。外国の方も着物を着て歩いていたので。楽しい思い出をつくってもらいたいですね。

ーー不安はありますか
街の人:
不安はないですね。

ーー水際対策の緩和について
街の人:
まだちょっと早いような気もしますね。感染者もまた増えたりきたりしてるみたいなので。

水際対策について、JNNが行った世論調査(5月7日・8日実施)では「緩和すべき」と答えた人が48%でした。