大町市に小学校と中学校の授業を一貫で行う義務教育学校=八坂(やさか)小中学校が開校しました。


きょうは2年生から中学3年生にあたる9年生まで、およそ60人の児童・生徒が出席して開校式が行われ、全員で新しい校歌を歌いました。


義務教育学校は小学校と中学校の授業を一貫で行うことで、柔軟に学習計画を組むことができるなどのメリットがあり、県内では信濃町や根羽村などに4校あります。

八坂小中学校は、およそ2キロ離れた小学校と中学校の校舎を両方使う、県内初の「施設分離型」の義務教育学校です。


■大滝仁(おおたき・じん)校長 「施設が離れていることによって これまでの小学校や中学校で大事にしてきたことや文化などがある程度裁量の中で守られ、必ずしもすべてを同一にしない しかし、目指していく子どもの像ですとか、教育理念とか、内面で前期(小学校課程)・後期(中学校過程)がつながっていく」


八坂小中学校では運動会や文化祭などの行事で、学年の垣根を越えた交流も増やしていきたいとしています。