長野県議会議員選挙はいよいよあさって9日に投開票が行われます。
1兆円を超える県の予算をチェックする議員を選ぶとても重要な選挙、みなさん、投票に行きますか?

(70代男性)「(毎回行ってますか選挙は?)もう済ませた。広い選挙でも狭い選挙でも投票する人がいればそこへ行ってやる」
(50代女性・パート)「だいたい行きますね」
(60代男性・高校非常勤講師)「どなたに入れるかなと思って、いろいろ頼まれたりはしているので」
先月31日に告示され、あさって投開票が行われる県議会議員選挙。
4年に1度の貴重な機会ですが、県議の活動の分かりづらさを指摘する声も聞かれました。
(20代女性・大学生)「もうちょっと分かりやすく SNSとかで政策とかを発信してくれたらいいかなと思います」

(60代男性・民間企業非常勤)「県議ってちょっと曖昧なところあるじゃないですか、市政ってすごく身近な感じはあるし、国政は全体的だけど、(県議は)いまひとつピンとこない部分というのはありますよね」

長野県立大学の田村秀(たむら・しげる)教授は、年間の予算が1兆円を超え、国と市町村をつなぐ県政で議会の役割は大きいと話します。

■長野県立大グローバルマネージメント学部・田村秀教授「直接県民の方が県庁に行くことはあまり多くない それと同じようになかなか県議会議員の仕事が見えにくくなっているのは事実だと思います。でも県議会は県という大きな組織、予算があるわけですから、そういうものをチェックし、県の政策について、チェックも含めて提案とかいろんな意見を言う そういう意味では県民の代表として県政に声を届けるという意味では重要な役割なんですけども なかなか見えづらいというふうになってますね」
県民の関心や投票の基準は様々です。

(50代女性・パート)「景気が悪いんですけど 明るい兆しがあればいいかなっていうね…」
(70代男性)「県会議員(選挙)だから、できるだけ地元の人に入れてますけどね」
(20代女性・大学生)「子育て世帯への応援とか」
(70代男性・投票済み)「みんな同じことを言ってるんだから そうじゃない?大体は…まったく違うことは言わないし」
公約を見ると、国政の課題も絡めた政党色を打ち出す候補がいる一方、多くが物価高対策や子育て支援などを掲げていて、政策の違いが見えにくいとの声もあります。




■長野県立大・田村秀教授 「多くの候補者が同じようなことを言っているということは、裏を返せばそれだけその政策の必要性は高くて、みんなが認めているものなので、ただ、政策を行うためには当然財源の裏付けなどがいりますから、そうするとやはり提案しているだけじゃなくてどういうところで財源を見つけていくとか、場合によってはどういうところを絞っていくのか、その取捨選択をきっちり言っているかどうかということが、一つのポイントになると思います」

県議選の投票率は近年、回を重ねるごとに低下し、前々回(2015年)、前回(2019年)ともに5割を下回りました。

(30代女性・子育て中)「若い人の声って届かないっていうイメージがあります。年寄りの方向け、みたいなイメージがちょっとあります」
(60代男性・高校非常勤講師)「『こういうことをやってほしい』というのがあって、初めて投票する意欲がわいてくるのかな」


■長野県立大・田村秀教授「4年に1回、我々の声を届けられる機会なので、まずは選挙に行ってみよう 投票所に行ってみようということ、いままではなんとなく毛嫌いしていた人も 行くことによって仮に白票であったとしても、行くということが大事だと思うので、関心を持つことが地域を変える第一歩になると思いますので、ぜひ少しでも関心を持っていただけたらいいかなと思います」
県議選の投票はあさって9日、一部を除いて午前7時から午後8時まで行われ、即日開票されます。
SBCでは、テレビ・ラジオ・インターネットのライブ配信で開票状況をいち早くお伝えします。














