今年、観測史上最も早い開花となった福島県三春町の滝桜。開花から1週間ほどで早くも散り始め、旅行会社はバスツアーの期間を短縮するなど、影響が出ています。

高橋広季アナウンサー「午前9時過ぎの三春の滝桜の前です。雲が広がり、ポツポツと雨も降ってきています。風も強いため、滝桜の花びらが風に舞って散っています」

三春町の滝桜は、今年観測史上最も早い開花となりましたが、3月27日の開花から1週間ほどで散り始めました。

滝桜を見に来た人「素晴らしいですね。あいにくですけど、降らないから良かったです」

例年、2週間ほどある花見シーズンも今年はその半分のおよそ1週間ほど。周辺の出店にとっては大きな痛手です。

出店の店員「商売としてはちょっと厳しいですね」
出店の店員「今回1週間だったので売り上げが厳しかったところはあります。本当に短かった、期間が短かったというのはありました」

また、短い花見シーズンの影響は、桜めぐりのバスツアーを行っている旅行会社にも出ています。

孫の手トラベル・松本直恵さん「当社では23日まで運行を予定していたのですが、その日付を11日までにカットして、短くして運行することになりました」

三春の滝桜をはじめとした桜めぐりのバスツアーを、当初の予定より12日間短縮。これから見頃を迎える花見ツアーへの対応を行っているということです。