医師として歩み始めたばかりの臨床研修医が一堂に会した研修が、7日、盛岡市で行われました。夜間の救急外来やがん宣告などのケースを例に学びました。

 医師には医師免許を取得した後、広くさまざまな診療科を実地で学ぶ2年間の臨床研修が義務付けられています。
 7日は岩手県立病院や岩手医大など県内12の受け入れ病院の1年目の研修医69人が一堂に集まり、夜間の救急外来でのケースを例に医師としての心構えを学びました。
 中規模の病院が多い県内では、病院間が連携して研修医を育成するのも特徴の一つです。

(いわてイーハトーヴ臨床研修病院群 米田真也 代表)
「小さい病院で少ない医師で学べること以上のことが、沢山の病院が集まって企画することで学べると思います」

 悪い知らせを患者に伝えるにはどうすれば良いか、ワークショップでは用意されたシナリオに沿って医師、患者などの役を演じました。

(臨床研修医)
「辛いことを伝えなければいけない場面がこれからたくさんあると思うので、その前に仲間たちと練習できてよい機会になったと思います」

 臨床研修医たちは医師としての第一歩を踏み出すと共に、岩手で学ぶ仲間との絆も強めていました。