大阪市北区の造幣局では恒例の「桜の通り抜け」が4月7日に始まりました。

 3年ぶりの開催となった去年に続き、今年も入場は事前予約制となっています。去年より予約枠は1.5倍ほど増やされていますがほぼ埋まっているということです。

 初日の4月7日はあいにくの雨模様となりしたが、大勢の来場者が傘をさしながらゆっくりと花見を楽しんでいました。

 大川沿いの500mほどを140品種339本の桜が彩りますが、「今年の花」に選ばれたのは「松月」です。「今年の花」は、これまでは造幣局が選定していましたが、140年の歴史を誇る「桜の通り抜け」初の試みとして去年の来場者の人気投票で選ばれました。淡紅色から白色に次第に移ろっていくのが特徴の八重桜で、毬のように可憐に咲く姿が風情を誘います。

 水の都の春を彩る造幣局の「桜の通り抜け」は、4月13日まで1週間開催されます。