“2024年問題”の切り札に?法整備が整えば自動配送ロボットのみでの走行も
便利なサービスも登場していますが、物流業界で心配されている“2024年問題”というものがあります。

ドライバーさんの労働環境の改善のために、2024年4月から時間外労働を上限、年間960時間までとするものです。長時間労働がなくなるのはいいことだと思いますが、懸念されているのが、労働時間が減ることで収入も減ってしまうと人手不足に陥るのではないかということです。これにより輸送量も減ってしまうのではないかと危惧されています。
こうした中、期待を寄せられているサービスがあります。

【楽天のロボットデリバリーサービス】
地図データをもとに自動走行。時速6キロほどで走行が可能なので、大人の早歩きと同じぐらいのペースになります。暗証番号を入れて扉を開けることができるようになっており、暗証番号を入れると「ロックが解除されました。左・右の扉を開けてください」と音声が流れます。
お米やお茶など、重いものも運ぶことができるようになっています。買い物カゴ4つ分も入れることができるということで、容量としては大きいです。すでに茨城県つくば駅周辺で稼働中ですが、まだ半径2キロ以内になっています。

井上貴博キャスター:
AIで、自動で目的地まで行く?
上村キャスター:
地図のデータから、自分でルートも決めて行くことができるようになっています。そして到着すると通知が来るので取りに行くというシステムです。
スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
ロボットのみで走っているんですか?

上村キャスター:
今は付き添いの人が必要にはなっているのですが、改正道路交通法が4月1日から施行されるので、遠隔操作など条件が整えば公道でも自動走行が可能となりました。だから、ロボットのみで走行しているのを4月以降は所々で見られるようになるかもしれません。

ホラン千秋キャスター:
扉を閉めると顔みたいになっていて、顔の上にいっぱいカメラが付いているので、おそらく障害物などを避け、物にもぶつからずに安全に届けることができる技術が満載ですね。
井上キャスター:
タイヤも大きめなので段差もいけそうです。あとは事故のときなど、ルールをどうしていくのかということなのかもしれません。