和歌山県出身で国内だけでなく海外からも高く評価されているガラス作家・西中千人(にしなかゆきと)さんの作品展が、岡山市北区の百貨店で開かれています。

ガラスの継ぎ目が豊かな表情を生み出します。

岡山高島屋で開かれている西中千人さんの個展には、最新作約50点が展示されています。

割れた陶器を修復する日本の伝統技法「呼継(よびつぎ)」をガラスで表現し、叩き割った自らの器を継いで独創的な作品を生み出しています。

深く、広い継ぎ目が特徴の「爽昧(そうまい)」は、闇の中から光が現れる「日の出」を表現した作品です。

(ガラス作家・西中千人さん)「欠点であるはずのヒビを、個性・魅力に変えてしまうという日本の美意識を、私のガラス作品を通して感じていただけたら嬉しいなと」

「西中千人ガラス展」は岡山高島屋で10日まで開かれています。