■プロ野球 ロッテ6ー1日本ハム(6日・ZOZOマリンスタジアム)

今季初登板の佐々木朗希(21)が6回80球を投げ、被安打1の無失点、11奪三振の快投。プロ4年目の初戦を白星で飾り、好スタートを切った。

WBC後、初のマウンドに上がった佐々木はZOZOマリン特有の強風が吹く中、1回に1死から万波にセンターへヒットを打たれたが、以降は6回終了まで17者連続アウトと圧巻のパーフェクトピッチングを披露。さらに序盤から毎回の三振を積み重ね、4回は4番・野村を空振り三振に仕留めると、6回の先頭・宇佐見まで5者連続の空振り三振を奪い、四死球も0と安定した投球を続けた。またこの日の最速は、初回に唯一安打を許した万波への5球目で164kmをマーク。

打線は1回に中村奨吾(30)のタイムリーで先制点を挙げると、4回に相手の守備で2-0と試合の主導権を握った。

2人目の小野郁(26)が7回の1死三塁で野村のタイムリーを浴び1点を返されたが、直後の7回裏に藤原恭大(22)が4試合連続ヒットとなるタイムリー2ベースを放ち、貴重な追加点を挙げた。さらに8回には2つの犠飛と岡大海(31)のタイムリーで6-1と突き放した。9回は、西村天裕(29)が3人で締め、チームは3連勝、佐々木は今季初勝利となった。

昨季、佐々木は20試合に先発し9勝4敗で防御率は2.02。WBCでは1次ラウンドのチェコ戦、準決勝のメキシコ戦で先発し侍ジャパンの世界一に貢献した。チームは開幕カードでソフトバンクに3連敗を喫したが、日本ハムに3タテで3勝3敗と五分に戻した。