310人が参加する大規模な訓練です。「G7倉敷労働雇用大臣会合」を前に、テロ犯罪や要人警護などを想定した、岡山県警による訓練が岡山市北区で行われました。

訓練は、倉敷市で今月22日から開催される「G7倉敷労働雇用大臣会合」そして、広島県で来月19日から開催される「G7広島サミット」を前に、警備体制の確認や強化を図るために行われたもので、岡山県警の警備部隊や爆発物処理班などおよそ310人が参加しました。
こちらは車両から降りてきた要人の警護を想定した訓練です。

「おどりゃ!なんしょんじゃ!」

銃を持った男の襲撃に対して隊員が男を取り押さえた上で要人を車に乗せて現場から退避させました。

「○○反対!」

そして、こちらはデモ活動に対して反対派が抗議する「カウンター」と呼ばれる行為に対応します。隊員たちが反対派の動きを抑えつつ、デモ活動の行進を円滑に誘導させ衝突を防ぎました。

(岡山県警本部 警備調査官・中島正文さん)「あらゆる事態を想定して前例にとらわれず準備を進めて部隊間の訓練を重ねた上で本番に臨みたいと思います」

岡山県警では訓練で出た課題を共有し、本番に向けて万全な警備体制を整えていきたいとしています。