東京電力・福島第一原発の処理水の海洋放出に反対する韓国・最大野党の国会議員団が、福島を訪問するため日本に到着しました。与党側からは「反日パフォーマンス」との批判も出ています。

韓国最大野党「共に民主党」に所属する国会議員4人は、福島第一原発の処理水の海洋放出に反対していて、到着した羽田空港で、次のように述べました。

来日した韓国野党 「共に民主党」国会議員
「福島原発の『汚染水』はデータも不十分だし、他の国が調べた資料では問題があります」
「与党議員がこうした活動をすべきです」

議員団は、3日間にわたり福島県を訪問し、地元住民らと意見交換などを行う予定です。

これに対し韓国の与党「国民の力」は、処理水の問題を政治利用する「反日パフォーマンスだ」として、日韓関係を再び冷え込ませようとする「不純な意図さえうかがえる」と批判。

この問題をめぐり、与野党の対決も激しさを増しています。