今年3月、島根県雲南市立の保育園で、新型コロナ対策用の消毒液をなめた女の子が、意識を失い、救急搬送されていたことが分かりました。
雲南市によりますと、この女の子は3月28日の午後3時半ごろ、園内で「目がぐるぐるする」と訴え、体に力が入らず、自分で立てなくなったということです。
親が市内の医療機関へ連れて行きましたが原因が分からず、女の子は意識を失ってしまったため、出雲市の島根県立中央病院に救急搬送されました。
女の子は午後9時半頃に目を覚まし、「手指消毒用のアルコールをたくさん舐めた」と話したため、検査したところ、「急性アルコール中毒」と診断されました。
雲南市はその翌日、市内の教育・保育施設すべてに、アルコール消毒を使用する場合は職員の監督のもとで行うなど、注意喚起を行ったということです。
診察した島根県立中央病院小児科の平出智裕医師は「このような事案は世界中で報告されており、子どもは好奇心でなめたりするので、消毒液は子どもの手の届かないところに置き、使用する場合は親の指導のもとで行うなど、注意が必要」と話しています。
注目の記事
【きょう千秋楽】ウクライナ出身力士・安青錦 初優勝で史上最速の大関誕生なるか 戦火を逃れて来日→41年ぶりのスピード出世で関脇に【サンデーモーニング】

「月に一晩ぐっすり眠る時間がほしい」24時間ケアを続ける医療的ケア児の家族 病床削減問題が照らした数字では見えない親の声

「2歳の頃はママ・パパと呼んでくれていたのに」 主に女の子に発症する難病“レット症候群” 今は会話も食事も難しく… 根本的治療法がない先天性の神経疾患

愛するちいちゃんは見知らぬ男性に突然命を奪われた SNSで知り合った男に娘を殺された父親の22年間の苦悩と命の教え【前編】

「段ボール箱の中に女の子が…」刑事のもとに飛び込んだ一本の無線 広島市小1女子児童殺害事件から20年 当時の捜査員が語る“事件を教訓に芽生えた思い”

【Snow Man】がもたらす地方への恩恵 大型イベントで浮き彫りになる地域課題も…専門家が指摘する「ホテル増設が進まない」3つの理由









