ロシアのプーチン大統領は新たに着任したアメリカ大使らを前に演説し、「いまのウクライナ危機はアメリカが招いた」と批判しました。

ロシア プーチン大統領
「世界の安全保障と安定性に深く関わるロシアとアメリカの関係が深刻な危機に陥っている」

プーチン大統領は5日、アメリカのトレーシー大使ら各国の新任大使らを前に「2014年に起きたウクライナのクーデターをアメリカが支援したことが、いまの危機を招いた」と演説、ウクライナ侵攻の責任はアメリカにあると強調しました。

その後、安全保障会議に臨んだプーチン氏は、侵攻を支持する軍事ブロガーが爆発で死亡した事件などを念頭に、「ウクライナ当局がロシアで行ったテロ行為や破壊工作の準備に西側の情報機関が関与している」と証拠を示さず、一方的に主張しました。