政府は、同志国の軍に防衛装備品の提供などを行う新たな枠組みOSA=政府安全保障能力強化支援の運用指針を決めました。
松野博一官房長官
「わが国との安全保障協力関係の強化、わが国にとって望ましい安全保障環境の創出および、国際的な平和と安全の維持強化に寄与することを目的とし、ODAとは別に、新たな無償による資金協力の枠組みである政府安全保障能力強化支援を創設しました」
OSAは、ODA=政府開発援助の対象とはならない軍事関連の支援を行うもので、政府は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、防衛装備移転3原則の範囲内で同志国の軍に支援を行うことにしています。
これは、覇権主義的な動きを見せる中国などに対抗することを念頭にしていて、安全保障上の能力強化を支援する意義のある国などを対象に、衛星通信システムや無線システムなどを供与する方針です。
政府は今年度、フィリピン、マレーシア、バングラデシュ、フィジーの4か国を支援の対象にする方向で検討しています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









