4月1日から、自転車に乗る人すべてを対象にヘルメットの着用が「努力義務」となりました。福島県内の自転車販売店ではヘルメットの売れ行きが好調で、一部では早くも品薄の状態となっています。
4月1日から施行された改正道路交通法。これまでは自転車に乗る人が13歳未満の子どもの場合、ヘルメットの着用が「保護者の努力義務」となっていましたが、4月からは「自転車に乗る人すべて」を対象に努力義務となりました。
施行から4日が経った4月4日朝、福島市内で取材をすると…。

高橋広季アナウンサー「午前8時ごろから1時間半ほど取材をしているのですが、自転車で走る10人に1人の割合でヘルメットを着用している印象を受けます」
ヘルメットを着けている人に話を聞くと…。
ヘルメット着用している人
Q.いつからヘルメットを着用していますか?「今月の頭から着けています。最初、ヘルメット代が少し高いなと思ったのですが、それ以上に安全や保険には変えられないかなと思い、買って被ることにしました」
こちらは、JAFが行った実験の映像です。
ヘルメットを着けた状態と着けていない状態で、自転車で転倒した場合の頭への衝撃を計測したものです。
実験では、ヘルメットを着けていない状態での衝撃の強さは、着けた状態のおよそ3倍に上りました。
また、警察によりますと、2018年から去年までの5年間で自転車の事故で亡くなった人のうち、およそ6割が頭に致命傷を負っています。
努力義務化をきっかけにヘルメットを着けた人がいる一方で、まだ大半の人が着けていないのが現状です。
ヘルメットを着用していない高校生「ヘルメットって結構でかくて置き場にも困るので、そこをどうにかしてほしいです」
ヘルメットを着用していない高校生「ヘルメットを着けていると邪魔に感じたりしそうだなと思います。でも、安全のためには必要なのかなと思います」













