国土交通省の元事務次官が民間企業に対し、国交省OBの副社長を社長にするよう求めた問題で、この元次官が国交省の調査に対し、事実関係を認めたうえで、先輩にあたる元次官2人の名前を挙げたことを明らかにしました。
この問題は、元国交省事務次官の本田勝氏が去年12月、羽田空港などの空港施設を運営する民間企業「空港施設」の社長らに対し、元国土交通省東京航空局長で副社長の山口勝弘氏を次の社長にするよう依頼したものです。
斉藤国交大臣は会見で、国交省幹部がきのう、本田元次官に対し、対面で聞き取り調査を行ったことを明らかにしました。調査に対し、本田元次官は事実関係を認め、「国会や国交省に多大な迷惑をかけた」と謝罪したということです。
本田氏は山口氏の社長昇格を求めたことについて、「幾人かの私の周りの方々がそういう考えを持っていることで一致していた」と説明。
その「幾人か」については、いずれも元国交省事務次官の▼小幡政人氏と、▼安富正文氏の名を挙げ、この2人が「特に関心を持っていた」と答えたということです。
斉藤大臣はこの2人の元次官については、国交省の現役職員の関与について言及したと確認できないことから、省として聞き取り調査をする考えはないとしています。
蓮舫参院国交委員長
「民間上場企業への国交省OBの人事に介入する事態。あり得ない話です」
一方、参議院国交委員会の理事会で、蓮舫委員長は国交省に対し、小幡氏と安富氏の退官後の就職先一覧を提出するよう指示。
また、野党側も、山口氏と本田氏の参考人招致について与党側に要求しました。
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