佐久市で2日、ユネスコの無形文化遺産に登録された跡部(あとべ)の踊り念仏が披露されました。

佐久市の西方寺(さいほうじ)で、保存会が、年に一度跡部の踊り念仏を披露する定例会が開かれ、県内外から訪れた180人余りが伝統の舞を見守りました。

跡部の踊り念仏は、鎌倉時代、時宗(じしゅう)の開祖=一遍上人(いっぺんしょうにん)が叔父の墓参りのため佐久地域を訪れ供養を行ったところ、人々が念仏を唱えながら踊りだしたことが始まりといわれています。

第2次世界大戦で一時中断しますが、1966年=昭和41年に保存会が設立され、伝統を守ってきました。

去年11月、全国各地の41の風流踊りの一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。