台湾の蔡英文総統は中米のグアテマラを訪れ、ジャマテイ大統領と会談しました。隣国のホンジュラスが台湾と断交したばかりのなか、関係を強化したい考えです。
3月31日、中米のグアテマラに到着した外遊中の蔡英文総統。ジャマテイ大統領と会談しました。
その後の会見で、ジャマテイ大統領が「台湾との外交関係は破壊できない」と話すと、蔡総統は「グアテマラは、自由や人権などの価値観を共有する民主的なパートナーだ」と応じました。
中米には台湾と外交関係のある国が集中していますが、蔡総統が就任して以降、中国が次々と国交を樹立。先月のホンジュラスのほか、台湾と断交する国が相次いでいます。
一方、台湾国防部によりますと、1日朝までの24時間に、中国軍の軍用機10機が事実上の停戦ラインである台湾海峡の中間線を越えて飛行しました。今回の外遊で、蔡総統がアメリカを経由したことに反発する姿勢を示したものとみられます。
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