厚生労働省はキリスト教系の宗教団体「エホバの証人」に対してヒアリングを行い、子どもへの虐待を防ぐよう協力を求めたと発表しました。

「エホバの証人」をめぐっては支援団体が今年2月、厚労省に対して、教団が児童虐待に関するガイドラインに反し、子どもに輸血を受けさせないよう指導している疑いがあるなどと情報提供を行っていました。

厚労省は31日、エホバの証人の関係者と面会し、▽子どもに輸血させないことや、▽教団を脱退した子どもと関係性を断つことなどは虐待にあたる可能性があり、教団としては「容認していない」ことを信者らに伝えるよう協力を求めたということです。

厚労省によりますと、教団側は「保護者による児童虐待は容認していない」などとしたうえで、実際に信者に伝えるかどうかは、「検討させて頂きたい」と応じたということです。