東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、韓国が続けている水産物の輸入禁止措置をめぐって、韓国大統領府は「福島産の水産物が国内に入ってくることは決してない」との立場を明らかにしました。

韓国は、福島第一原発の事故後、福島や宮城など8つの県の全ての水産物の輸入を禁止する措置をとっていて、今も続けています。

こうしたなか、韓国大統領府は30日、「日本の水産物の輸入について、国民の健康と安全が最優先だという政府の立場に変わりはない」と表明。そのうえで、「福島産の水産物が国内に入ってくることは決してない」と明らかにしました。

韓国国内では、尹錫悦大統領が今月訪日した際、日本側から輸入禁止措置の撤廃を求められたのかについて議論が起きていて、大統領府はこれに対処するために立場を表明したものとみられます。

一方、韓国の最大野党「共に民主党」は同じ日、福島産の水産物輸入に反対する集会を開くなど、懸念が広がっています。