4月6日(日本時間)に開幕するゴルフのマスターズ。2021年は当時29歳の松山英樹が日本人として初となるマスターズ制覇を成し遂げた。

世界最高峰の舞台での快挙に実況席では、解説の中嶋常幸プロ、ゲスト解説の宮里優作プロ、小笠原亘アナウンサー(実況)らが感極まり「55秒の沈黙」が話題となった。

松山は最後のウイニングパットを決めると目頭を熱くしながら関係者と喜びをわかちあい、大勢のパトロンの祝福を受けながらグリーンをあとに。実況の小笠原アナはこの歓喜の瞬間を1分近い沈黙で伝え、「10年の道のりは決して平坦ではありませんでした」「途方もない、高い壁と思われていたこのマスターズの壁を松山英樹は今日乗り越えました。おめでとう。そしてありがとう」と言葉を届けた。

中嶋プロは「すいません」と声がつまり「苦しかったから、本当に良かった」と松山の初制覇に涙を流した。さらに宮里プロも「こんな日が来るなんて」と歴史的快挙を伝え、実況席も感動の涙に包まれた。