4月1日から、自転車に乗るすべての人にヘルメット着用が努力義務化されるのを前に、山口県周南市の総合化学メーカーで、社員や警察らがPRしました。

総合化学メーカー「トクヤマ」で、通勤中の従業員にチラシが配られました。自転車を運転するときのヘルメットの着用については、これまで13歳未満が努力義務の対象とされていましたが、道路交通法の改正により、4月1日からすべての人が対象となります。


周南警察署・宇野隆幸交通総務係長「頭を打ちつけて、大きな重傷事故につながる時でも、ヘルメットを着用することによってそれが軽減される。効果はかなり高いと思いますので」 


トクヤマ経営企画グループ・中村孝士担当主席「シートベルトをするのと同じように、周りのみなさんがヘルメットを装着することによって、普通の感覚として定着することを祈っております」

県警によりますと、去年までの10年間に県内では自転車事故で54人が死亡し、そのうち26人が頭に致命傷を負っているということです。