盛岡市は新年度、官公庁や企業が集積する内丸エリアの一体的な再整備に向けて基本計画の策定を本格化させます。
基本計画=「内丸プラン」の策定については、29日行われた内丸地区再整備検討懇話会で中間のとりまとめが了承されました。
この中にはおよそ30年後の2050年に再整備が完了すると想定して、人中心の空間をはじめ、「盛岡らしさ」を生み出すための望まれる地区の姿が盛り込まれています。
内丸地区にある官公庁街は1957年に全国で初めて国と県、市それぞれの公共施設を一つの団地として整備することに決まりました。どの建物も築50年以上が経過していて、エリアとして一体的な更新が求められています。
団地の面積はおよそ7ヘクタールですが、市は計画の対象区域についてオフィスビルが立ち並ぶ中央通などにも範囲を拡大して検討する考えです。
内丸プランは今後決まる市役所本庁舎の建設エリアも踏まえて来年3月末に策定される見込みです。