裾野市民文化センター(静岡県裾野市)で楽器が水浸しになったスプリンクラー事故で、裾野市が立ち上げた事故調査委員会が3月29日、中間報告を市に提出しました。現地で実証実験などを行い、原因を調べてきましたが、結論に至らず、6月末まで調査を継続することになりました。
この問題は2022年9月、裾野市民文化センターの大ホールで、突然、舞台上のスプリンクラーが作動し、「シンフォニエッタ静岡」のメンバー5人がけがをしたほか、楽器や楽譜などが水浸しになったものです。
この事故をめぐって、裾野市は専門家や弁護士らによる事故調査委員会を立ち上げ、現地で実証実験などを行い、原因の究明を進めてきました。29日、調査委員会は裾野市への中間報告を行い、実験の結果、スプリンクラーの配管の中に水が入り込む「漏水」が起きたとすれば、誤作動を起こした可能性も否定できないと説明しました。
<裾野市スプリンクラー事故調査委事務局 御宿哲也弁護士>
「加圧配管の一定量の加圧充水で、一つの『一斉開放弁』が開けば、『誘発作動』で、ほかの一斉開放弁も開くことは実証実験で確認している」
ただ、実際に漏水が起きうるような設備上の問題があったかまでは分からず、6月まで調査を継続することを裾野市に報告したということです。
「シンフォニエッタ静岡」は、中間報告の提出に対して、「多額の公金を使った事故調査委員会であるにもかかわらず、市民にも被害者である楽団にも説明しないという裾野市と事故調査委員会の態度は到底理解できない』とコメントしています。
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